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老境小説を書くにいたって思うこと [エッセイ]

今月末締切の、公募ガイド「小説虎の穴」の課題が『老境小説』
老人が主人公のお話
老人の気持ちになって書かねばならない


むかし、一年だけゴルフ場のフロント係をしていたことがある。

そこのプライベートシニア倶楽部に80代以上のメンバーさんのチームがあった。
やはりご高齢なこともあり、ときどき訃報が届くことがある。

するとメンバーさんのお一人がぽつりと私につぶやかれた

『年々、仲間が減っていって、寂しなるわ』

当時22、3歳だった私は、
『また新しく友達を作ればいいのでは?』と軽く考えていた

あれから20数年が経ち、わたしも48になった。
今では、あのメンバーさんの気持ちがよくわかる。


わたしも学生時代や会社勤め時代の友人たちとは、もう30年来の付き合いになる。
その間には、積み上げた思い出がある。
会えば、昔の自分になれる友人たちである。

みな、様々な境遇にあるが、会っているときは肩書きも何も無くなって、素の自分になっている。

それは昨日今日できた友人にはない歴史のなせる技である

同じ時に同じ事をし、つらい思いや楽しい記憶を(感じ方はそれぞれにあったとしても)共有した体験を持った友人がいなくなるのは、とても寂しいことだ。

もう共に過去を語れる友はいない

あの時は面白かったよなあと、笑いあえる友がいない

それは寂しいことだと、今はわかる


タグ:老境 旧友
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憧れの新潮社 自費出版「山の上ホテル執筆プラン」 [ブログ]

ネットニュースを見ていると、作家志望の人にはたまらない二泊三日の宿泊プランが(笑)


その記事の抜粋です
『新潮社の自費出版「山の上のホテル執筆プラン」が魅力的すぎる / 編集者が定期的に部屋に来てくれるぞ~!』

だそうで、ガラケーで見てると画面が小さくて幾らか見えませんが

明治の文豪のお歴々が愛した『山の上ホテル』で「かんづめ」の体験が出来るんだそうな(≧∇≦)


で、ご希望の方には3日間毎日、編集者の方がドアをノックして

『作品の具合はいかがでしょう?』とか見にきてくれて

おまけに色々と執筆アドバイスもしてくれるんだってさあo(`▽´)o

いいなあ~これ♪

コンコン!
『あべせつ先生(私のペンネームね)
進み具合はいかがでしょうか?締め切りがもう近いんですが』

とか言われちゃうんだあ~

ああ~妄想が止まらないっ(笑)

しかし・・・漏れ聞くところによりますと、御代が300万円なりとか!!!

とりあえず先立つものはお金だな

やっぱ宝くじ、宝くじっと(‘o‘)ノ


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売文屋になりたい・・・理由および懸賞投稿のはじまり [エッセイ]

『小説家になりたい・・・』 と、2012年の春、47歳にして唐突に思った。



仕事は実家の車の修理屋の手伝いと、旦那の自転車屋の手伝いと、近所のマンションの管理人の三つを掛け持ちしているが、どれも単なる手伝いであって、自分の本業ではない。

親父殿や旦那が店をたためば、たちまち路頭に迷うありさまである。
世間は不況の嵐が吹き荒れ、いつ何時うちのような小商いはつぶれるやもしれぬ。

「これではいけない」
そうした緊迫感はあるものの、さてそれでは自分に何ができるか?と考えてみた・・・。

大学の時は国語教師になろうと資格だけは取ったものの、教育実習で自分には向いていないことがわかり、これは断念。
それでは会計事務所に勤めて税理士を目指そうと3年務めたが、結局のところ母の急死で一人娘手ある私は実家に戻らざるを得なくなった。
それから20年。父親の手伝いをしながら細々と暮らしてきた。

結局は何一つ手に職をつけないままで、来年は五十路を迎えてしまう。
その年齢では新しい職に就くのも難しかろう。
今からパートに出ようかとも考えたが、朝6時起床から夜23時まで、3つの仕事と家事に追われて、1時間と自分の時間が持てない始末である。

で、考えた。細切れ時間でもできて、将来に夢が持て、費用は全くかからず、むしろ幾ばくかのお金にもなるという虫のよい話はないかと。

そこでふと考えたのが、懸賞投稿であった。
昔からフリーペーパーや新聞などの懸賞や商品モニターでは、ひとこと文章を添えるせいか、よく当選したのである。それを思いだし本屋で「某公募ガイド」を買った。
当初はそれで商品をゲットする目的であったのだが、中身を見るといろいろと懸賞金のついた公募のエッセイや小説の募集などがあった。



そのとき、自分の小学生の時のもうひとつの夢・・・小説家になりたいというのを思い出したのである。

「だめもとで、いっちょ、やってみるか」

原稿用紙5枚規定でお題が「目が覚めるとなんと・・・ありえない話を書いてください」というのに挑戦してみた。

2か月後、期待なく見てみると、佳作に入っていた。
ビギナーズラッキーである。
そこで小説家の清水義範先生からのご書評も頂き、有頂天になってしまった。

「これは、いけるかも!!!???」

気を良くして、そこから毎月いろいろ投稿してみるが、今だに鳴かず飛ばずで全然ダメである。

しかし、いったん味わった栄光?は、おいそれとは忘れられず、あきらめられずに今月もまた懲りもせずに書いている。 その分の時間を何かもっと確実な資格取得に充てた方がよいのでは?と右脳はささやくが、夢から覚めない左脳にまだ振り回されている。

ギャンブルで小当たりして、落ちぶれていくのも、こんな感じなのかもしれない。

いつか、きっと。

小説家は無理でも、エッセイとか書評とか、詩とか川柳とか・・・
何か文章書いて稼げるようになりたい。

そこでまずは、こちらでエッセイを書かせてもらって文章修業をいたしたく・・・

参加させていただきますれば何とぞよろしく、お願い申し上げます


タグ:売文屋
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