SSブログ

売文屋になりたい・・・理由および懸賞投稿のはじまり [エッセイ]

『小説家になりたい・・・』 と、2012年の春、47歳にして唐突に思った。



仕事は実家の車の修理屋の手伝いと、旦那の自転車屋の手伝いと、近所のマンションの管理人の三つを掛け持ちしているが、どれも単なる手伝いであって、自分の本業ではない。

親父殿や旦那が店をたためば、たちまち路頭に迷うありさまである。
世間は不況の嵐が吹き荒れ、いつ何時うちのような小商いはつぶれるやもしれぬ。

「これではいけない」
そうした緊迫感はあるものの、さてそれでは自分に何ができるか?と考えてみた・・・。

大学の時は国語教師になろうと資格だけは取ったものの、教育実習で自分には向いていないことがわかり、これは断念。
それでは会計事務所に勤めて税理士を目指そうと3年務めたが、結局のところ母の急死で一人娘手ある私は実家に戻らざるを得なくなった。
それから20年。父親の手伝いをしながら細々と暮らしてきた。

結局は何一つ手に職をつけないままで、来年は五十路を迎えてしまう。
その年齢では新しい職に就くのも難しかろう。
今からパートに出ようかとも考えたが、朝6時起床から夜23時まで、3つの仕事と家事に追われて、1時間と自分の時間が持てない始末である。

で、考えた。細切れ時間でもできて、将来に夢が持て、費用は全くかからず、むしろ幾ばくかのお金にもなるという虫のよい話はないかと。

そこでふと考えたのが、懸賞投稿であった。
昔からフリーペーパーや新聞などの懸賞や商品モニターでは、ひとこと文章を添えるせいか、よく当選したのである。それを思いだし本屋で「某公募ガイド」を買った。
当初はそれで商品をゲットする目的であったのだが、中身を見るといろいろと懸賞金のついた公募のエッセイや小説の募集などがあった。



そのとき、自分の小学生の時のもうひとつの夢・・・小説家になりたいというのを思い出したのである。

「だめもとで、いっちょ、やってみるか」

原稿用紙5枚規定でお題が「目が覚めるとなんと・・・ありえない話を書いてください」というのに挑戦してみた。

2か月後、期待なく見てみると、佳作に入っていた。
ビギナーズラッキーである。
そこで小説家の清水義範先生からのご書評も頂き、有頂天になってしまった。

「これは、いけるかも!!!???」

気を良くして、そこから毎月いろいろ投稿してみるが、今だに鳴かず飛ばずで全然ダメである。

しかし、いったん味わった栄光?は、おいそれとは忘れられず、あきらめられずに今月もまた懲りもせずに書いている。 その分の時間を何かもっと確実な資格取得に充てた方がよいのでは?と右脳はささやくが、夢から覚めない左脳にまだ振り回されている。

ギャンブルで小当たりして、落ちぶれていくのも、こんな感じなのかもしれない。

いつか、きっと。

小説家は無理でも、エッセイとか書評とか、詩とか川柳とか・・・
何か文章書いて稼げるようになりたい。

そこでまずは、こちらでエッセイを書かせてもらって文章修業をいたしたく・・・

参加させていただきますれば何とぞよろしく、お願い申し上げます


タグ:売文屋
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。